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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

トランスクリプトーム解析によって進化した炎症性皮膚疾患における現在の概要:アトピー性皮膚炎と乾癬の詳細な解析

Julius Schwingen;...;Florian C Kurschus(2020.1, Int J Mol Sci.)[Current Concepts in Inflammatory Skin Diseases Evolved by Transcriptome Analysis: In-Depth Analysis of Atopic Dermatitis and Psoriasis]

 

理由

博論の参考文献

 

概要

過去数十年間、マイクロアレイ技術やRNA-seqを用いた、患者組織における遺伝子発現の高生産性評価が臨床研究の中心的な段階になった。健康な状態や疾患の状態における転写の多様性と頻度に関する知見は、それぞれの組織における細胞状態に関する価値のある情報を与える。技術の成長により、バイオインフォマティクス解析のツールキットから、基本的な病態生理学的メカニズムの理解を助ける生物的に関連する経路が解明された。炎症性皮膚疾患の従来の分類システムは、病理学者の記述評価に依存する。これに対して、分子プロファイルは未知の疾患分類特徴を明らかにする可能性がある。それにより、患者の治療と予後が改善する可能性がある。さらに、ヒト疾患と比較して基礎研究における疾患モデルを直接評価できる。本論文の目的は、これらの技術の機会に関する情報だけでなく、同様に潜在的な落とし穴や技術制限に関する情報も読者に与える。主な先行知見を短く議論し、炎症性皮膚疾患におけるトランスクリプトミクスにおける現在の知見の幅広い概要を与える。

 

印象的な図

Figure 2. 炎症性皮膚疾患における分子プロファイルで記述される炎症前状態の仮説

 

雑記

僕はただおとなしく論文を読んで、書いて、研究したいだけなのに