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自然免疫の認識因子であるレクチン:構造と機能と進化的側面

Jun Zou; Rosario Castro; Carolina Tafalla(2016.7)[The Evolution of the Immune System Conservation and Diversification]

 

理由

免疫の進化シリーズ 第8弾

 

概要

チャプター8

脊椎動物無脊椎動物の両方の免疫反応における認識/作用因子である溶解性かつ細胞関連性のレクチンが重要な役割をしていることは、今や広く知られている。免疫グロブリンとは異なり、ほとんどのレクチンは遺伝的組み換えによる認識の多様化を行わない。しかしながら、直接的な結合特異性がある多数のアイソフォームが存在することや、糖質結合部位は比較的認識の性があること、そして多数の認識と作用ドメインを修飾しているキメラ的なポリペプチドが発現していることは、いかなる種におけるレクチンレパートリーの機能特性をかなり拡張する。特異的な配列のチーフと構造的折りたたみが存在することに基づいて、レクチンは進化的な歴史がかなり異なるいくつかのファミリーに分けられる。と無脊椎動物の両方に存在するレクチンファミリー間で、ガレクチン(正式にはSタイプレクチン)は進化を通じて非常に保存されている一方で、Fタイプレクチンは構造的な見地から非常に異質である。この記事では、ガレクチンとFタイプレクチンの構造的・的側面の比較解析によって、特に自然免疫認識における役割に注目しながら、それらの機能的多角化を説明する。

 

雑記

「カーテン開けて寝たら早起きできる」と聞いて実行1週間目は確かに起きれたけど、開始3週間目にしてもう慣れてしまい、めでたくまばゆい太陽光に包まれて寝る技術を獲得した。