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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

タイトジャンクション構造と機能の再考

Otani T, Furuse M.(Trends Cell Biol, 2020.10)[Tight Junction Structure and Function Revisited]

 

理由

博士論文の参考文献

 

概要

タイトジャンクション(TJs)は上皮バリアを築き、上皮の極性を維持するのに重要な細胞内ジャンクションである。膜タンパク質のクラウディンファミリーはTJ構造と機能における中心的な役割を果たす。しかしながら、最近の知見から、TJ構造のクラウディン非依存的な側面や、接合接着分子(JAMs)、膜脂質、足場タンパク質の閉鎖帯(ZO)ファミリーの相分離が解明され、機械的な力がTJの構造と機能に重要な役割を持つことが示された。本総説では、これらの新発見がTJ構造と機能に関する我々の理解をどのように変化させうるか、TJタンパク質と膜脂質との複雑なネットワークがどのように動的に相互作用をしてTJの集積を行うかを議論する。

 

印象的な図

Figure 1.   タイトジャンクションの構造と分子構成

 

雑記

修論では自らの研究の凡愚さが恥ずかしく、酒を飲みながらでないとを執筆できなかったが、3年間で成長したのか、もしくは恥知らずになったのか、飲酒せずとも執筆は可能になった