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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

炎症性皮膚症状の分類:三層の保護システム、バリアと自然免疫と獲得免疫の障害に基づいた提案

Teruki Dainichi;...;Kenji Kabashima(2014.8, Journal of Dermatological Science
)[Classification of inflammatory skin diseases: A proposal based on the
disorders of the three-layered defense systems, barrier, innate immunity and acquired immunity]

 

理由

皮膚炎について勉強

 

概要

皮膚の宿主防御システムは(1)バリア(2)自然免疫(3)獲得免疫から構成される。炎症性皮膚症状はこれらの層の防御システムの異常の一つに分類できるにもかかわらず、特定の感染源や内部/外部障害に対する通常の応答を行う。どの炎症性皮膚症状も実際の感染や危険に対する応答を部分的に再現する。獲得免疫の障害は(1)免疫不全(2)免疫過敏性(アレルギー)そして(3)質的障害(自己免疫)に分類できる。自然免疫の障害は(1)自然免疫不全(2)自然免疫過敏性(全体、もしくは局所自己免疫)(3)質的障害(全体、もしくは局所の自己免疫)に分類できる。皮膚バリアは(1)物理バリアと(2)化学的バリアから構成される。アトピー性皮膚炎などいくつかの症状はバリアのこれらの要素の症状によるものである。この論文では、保護システムの特定の層における障害が真の原因は何かを知るための炎症性皮膚障害の病理学を分類するアルゴリズムを提案する。

 

雑記

時そばを聞きながら論文読んでいたら、あったかいうどんを啜りたくなったものの、学食には冷たいうどんしかなくコンビニのどん兵衛を買う羽目になった。