これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

ライム病

Gerold Stanek;…;Franc Strle(2012, The Lancet)[Lyme borreliosis]

 

理由
ライム病について2

 

概要
ライム病は広義の上種Borrelia burgdorferiがダニを介して伝染することで起こる病気である。最もよくある臨床症状は遊走性紅斑であり、これは抗生物質治療をしなくても最終的に解決する。しかしながら、感染している病原体は他の組織や器官に拡大する可能性があり、患者の皮膚や神経系、関節や心臓により深刻な症状が起こることがある。この病気の発症率は多くの国で増加している。典型的な遊走性紅斑の場合を除いて、血清学の分野で感染の実験的証拠が必要である。診断された場合は大抵2-4週間抗生物質治療を行い、多くの患者は無事に回復する。4週以上長く抗生物質治療を行うことや、治療された患者に細菌が残っている証拠はない。予防は主にダニに咬まれないことである。ヒトで利用できるワクチンはない。

 

雑記

自殺については擁護とも反対とも言わないが、細胞でさえアポトーシスで自殺するんだから細胞の集まりである個体だって自殺することもあるだろう、という見方もできと思ったりする。