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組織常在T細胞由来のサイトカインは単純ヘルペスウイルス感染細胞を除去する

Pavitra Roychoudhury;...; Joshua T. Schiffer(2020.3, The Journal of Clinical Investigation)[Tissue-resident T cell–derived cytokines eliminate herpes simplex virus-2–infected cells]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

CD8+とCD4+組織常在性T細胞(Trm細胞)密度が低いにも関わらず、ヒトの生殖道における単純ヘルペスウイルス2(HSV-2)の急速な除去の根底にあるメカニズムは知られていない。慢性HSV-2感染の間の除去過程を解析する。ここでは、ウイルス量が1 × 10^7のDNAコピーを越えると検出の24時間以内にウイルス除去が優性になり、グランザイムBとIFN-γの急上昇は、再活性化後の早い時間内で起こり、ウイルス量と相関する。次に、HSV-2陰部潰瘍のエージェントベースの数理モデルを開発し、臓器内の増殖、輸送、細胞溶解効果でのTrm細胞の物理観察、そしてウイルス動力学のマウス研究由来のサイトカイン警告シグナルさらにヒトの障害サイズデータを統合する。HSV-2特異的Trm細胞の十分高い密度は、感染細胞の急速な除去を予測したが、データから、このようなTrm細胞密度は感染組織に相対的に共通ではないことが示唆された。Trm細胞密度でよる共通して見られる低濃度では、Trm細胞は傍観的なT細胞の活性化に対して、急速な拡散性の多機能なサイトカイン応答を開始して、主要な感染細胞を除去し、HSV-2感染の活発な拡大を絶たねばならない。

 

雑記

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