これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

ウイルス親和性のサイトカインの決定因子

McFadden, G., Mohamed, M., Rahman, M. et al. (2009.8, Nat Rev Immunol.)[Cytokine determinants of viral tropism.]

 

理由

viral tropismの話を聞いたけど、良く分からなかったので

 

概要

ウイルス親和性として知られる、細胞種や組織、もしくは種に対する特定のウイルスの特異性は、特定の宿主におけるウイルス感染の結果を決定する上で重要な要因である。動物由来感染の有病率が増加しており、かつ新興の病原体や再興病原体の脅威のため、ウイルス親和性を決定する因子のより良い理解を得ることは、特に重要になってきた。この総説では、抗ウイルス性の炎症促進因子、特にインターフェロンや腫瘍壊死因子の中心的な役割の最近の理解をまとめる。特に、ウイルス親和性と、これらのサイトカイン経路がガン治療にどのように治療的に役立てられるか、そして新興の動物由来感染の有病率による将来の危険性にどのように対処しうるかを纏める。

 

印象的な図

Fig1. ウイルス親和性のレベル(細胞種や組織、もしくは種に対する特定のウイルスの特異性)

 

雑記

viral tropism、完全に理解した