尋常性乾癬および湿疹の新しい分子疾患分類法
Natalie Garzorz‐Stark;...; Kilian Eyerich(2016.5, Experimental Dermatology)[A novel molecular disease classifier for psoriasis and eczema]
理由
自分の研究関連
概要
乾癬や湿疹の新しい特異的な治療が開発され、この治療は、これらの複雑な炎症性皮膚疾患の治療に新しい時代を示す。しかしながら、この広い臨床スペクトラムの中で、乾癬と湿疹の表現型は重なり合っているため、特殊なケースでは正確な診断ができず、個々の患者の臨床転帰を予測することもできない。ここでは、乾癬と湿疹と診断されたNOS2とCCL27遺伝子から構成される新しい頑健な分類法(MC)を示す。これは、(i)古典的な形式(ii)サブタイプそして(iii)臨床的かつ組織的に異なる乾癬や湿疹の変異の、129人の患者のコホートを95%以上の感度と特異度で診断することができた。NOS2とCCL27は、乾癬や湿疹の臨床的・組織的特徴と相互に拮抗する形で相関するので、生物的な関連が明らかになる。そういうわけで、MCはパラフィン包埋切片のiNOSとCCL27タンパク質の免疫染色のレベルに転移される。ここでは、患者が88%以上の感度と特異度で診断された。MCから、乾癬と湿疹を区別する現在の代表的な方法の有意性が示された。それによって、この分野における個別化医療を確立するのに必要な慢性炎症皮膚疾患に分子診断の基準を構築するかもしれない。
印象的な図
Fig1. 乾癬と湿疹の分子診断
雑記
やるぞ積み立て