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ジェスナーのリンパ球性皮膚浸潤とエリテマトーデスの組織-臨床特徴の比較:46症例の多施設共同研究

Rémy-Leroux V;...;Bernard P. (2008.2, J Am Acad Dermatol. )[Comparison of histopathologic-clinical characteristics of Jessner's lymphocytic infiltration of the skin and lupus erythematosus tumidus: Multicenter study of 46 cases.]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

目的

ジェスナーのリンパ球性皮膚浸潤(JLIS)とエリテマトーデス(LET)を区別できる基準を特定することを目的とする。

方法

JLISとLETの患者の後ろ向き、多施設解析で以下の特徴を記録した:臨床特徴(皮疹の数、サイズ、種類、位置;光感受性;皮膚外の兆候)、組織学知見、光線検査、ループス血清、治療そして結果。可能な組織切片は、あらかじめ設定されたグリッドを用いて、初期診断を盲検化して検討した。

結果

JLIS患者(女性15人、男性17人、平均年齢35歳)とLET患者(女性13人、男性1人、平均年齢31歳))由来の単変量解析から、以下の有意な(P<0.05)違いが見られた。 JLISでは背中に病変が多く、環状病変が多いのに対し、LETでは女性が多く、顔に病変が多く、局面が多く見られます。特に紫外線Bの光線検査はJLIS患者の26人中18人とLST患者の4人すべてで皮疹を誘導した。盲検組織検査(33サンプル)では、LETにおけるわずかな表皮萎縮と表皮真皮連結店での局所的な肥厚そして血管周囲のリンパ球浸潤の少なさのみが分かった。病理組織特徴で再分類した2つのグループ(18LETと11JLIS)は、わずかな臨床所見の違い(LETでは鼻梁の皮疹が多く、JLISでは環状紅斑が多い)しか示されなかった。

問題点

研究の後ろ向き的特徴が問題点である

結論

この集団におけるJLISとLETは、相違点よりも類似点を多く示したことから、これら2つの存在を覆う連続的なスペクトラムが示唆される。

 

印象的な図
Fig 1. 典型的なジェスナーのリンパ球性皮膚浸潤:背中に複数の円弧上の紅斑

 

雑記

書いてる途中でPCが熱暴走して終わったかと思った