これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

マクロファージ活性化の全範囲探索

Mosser, David M.;Edwards, Justin P.(2008.12, NATURE REVIEWS IMMUNOLOGY)[Exploring the full spectrum of macrophage activation]

 

理由

創傷治癒2

 

概要

マクロファージは驚異的な可塑性を示し、環境原因に応答してそれらの生理を変えることが出来る。これらの変化によって異なる機能を持つ異なる細胞集団を生むことができる。この総説では、3種の異なる恒常性活動、すなわち宿主防御、創傷治癒そして免疫制御に基づいてマクロファージ集団の新しいグループ分けを提案する。初期の色と同様に、これら3つの基本的なマクロファージ集団は様々な他の活性の"色合い"に溶け込むことを示す。この総説はそれぞれの集団を特徴づけ、一つ、もしくは多数のこれらの集団の特性を持つ特異的な症状からマクロファージの例を与える。

 

印象的な図

Figure3. サイトカインがマクロファージの生理活性を変える。

炎症性マクロファージはTh1細胞やNK細胞が分泌したIFNgammaやAPCが分泌したTNFで発達するが、抗炎症性マクロファージは制御性T細胞から分泌されるIL-10によって発達する。

 

雑記

0から1を作れる人は素晴らしい。おそらくもって私にはその力が無い。しかし私は1を知ることが好きだ。1を聞いて10を知ることもできないが、1を聞いて1を知ることはできる。1を聞いて1を知り、また別の1を知り、頭の中で1.5くらいに混ぜる。そんな風な活動なら私にもできる。