ラットの海馬錐体細胞の配置と水中迷路中の空間学習
Stig A. Hollup; May‐Britt Moser Edvard I. Moser(2001.12, European Journal of Neuroscience)[Place fields of rat hippocampal pyramidal cells and spatial learning in the watermaze]
理由
概要
空間学習中の海馬ニューロンにおける位置関係の活性を学習する背景を与えるため、円形の水中迷路での海馬位置細胞の活性を類似した陸上のタスクと比較した。複雑なスパイク細胞は両方の状況において相関する頑健な位置を持っており、有意な割合の細胞が
同じ位置での場所を持っていた。しかしながら、空間内の発火は水中条件においてわずかに高かった。発火の増加は開放した水中タスクでも観察された。プラットフォームの位置が異なる場合やプラットフォームが全くない場合にはこの増加は見られなかった。次に、この位置は遊泳中に強い方向性の修正を受けた。円形のタスクでは、動物がプラットフォームを見つける訓練を受けるかに関わらず、方向感受性が現れた。開放水中迷路でも方向性の修正単位はあったが、その数は通路のものより少なかった。これらの観察から、運動感覚や平衡感覚の入力が異なるにも関わらず、水中迷路での位置は陸上と同じ因子によって制御されていることが示唆された。発火頻度と方向制御の違いは、ラットが動く培地ではなく、タスクの幾何的または認知的構造に依存する可能性がある。
雑記
これまでは論文を「理解」することばっかり意識してたから、自分の論文がうまくかけないのかもしれない。「納得」できるかを意識して他の論文を読んだ方がいいかも