塊皮病Ⅱ.データ収集と分析
EFSA(2018.2)[Lumpy skin disease II. Data collection and analysis]
理由
"Mathematical model Skin disease"の論文
概要
LSD流行の時空間パターンは2016,2017年にヨーロッパ南東の感染国やリスク下国から集められたデータに基づいて分析された。2016年に7483件報告された発症は2017年には385まで減少した。これらは主にワクチン接種が不十分なアルバニアで報告された。2017年にはギリシャで2件、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国で4件の報告があったが、ワクチン接種によって民衆の免疫が達成されたため、症状の拡大が抑えられた。しかしながら、このことから、ウイルスはまだ循環しており、十分な免疫を持たない動物には症状が現れる可能性があることが分かった。2016年に感染していた他の国でさらなる感染は見られていないことから、地域的なワクチン運動の効果の証拠が示された。
アルバニアのデータに合わせた数理モデルによって、LSDの感染は4kmかそれ以上に拡大することが示された。関連ベクター量を算入することでモデルのフィッティングを向上し潜在的LSDベクターの量がLSD拡大の主な原因因子のひとつであることを支持する。このことは、潜在的LSDベクターの現地調査によって示される。アルバニア、ブルガリア、ギリシャでのワクチン効果は調査分析とCox比例ハザードモデルによってそれぞれ62%,96%,84%と推定され、これらの結果は数理モデルによって確かめられた。このことによって、生の多種ワクチンを広範囲で接種することがLSDVの拡大を抑えるのに最も効果的であることが強調された。室内種の動物がギリシャでの原因因子になるか調べられており、屋外での家畜のリスクはワクチン接種状況とは無関係に屋内で飼っている動物の6倍であった。
印象的な図
Figure.14-19 各国ごとにモデルを合わせている。
雑記
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