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動的表現型における患者別の治療効果を決定するためのアトピー性皮膚炎の分岐解析

Tanaka, Gouhei;...Tanaka, Reiko J.(2018.7)[Bifurcation analysis of a mathematical model of atopic dermatitis to determine patient-specific effects of treatments on dynamic phenotypes]

 

理由

"Mathematical model Skin disease"の論文

 

概要

アトピー性皮膚炎は一般的な炎症性皮膚疾患であり、現在世界中で増加している。ADは遺伝的、環境的、免疫学的、皮膚因子w含む複雑な病因を持ち、この発症メカニズムはまだ十分に明らかにされていない。ADの効果的な予防と治療のためには、ADの原因因子の同定とそれらの相互作用の体系的な理解が必要である。

この論文では、ADの発症と進行の元になるメカニズムを明らかにするためAD病理学の数理モデルを作成した。このモデルでは、皮膚バリア、免疫制御そして環境ストレスの相互作用を表し、環境因子に対するAD患者に見られる典型的な4種のふるまいを再現した。

この論文では、系の数理的状況を明らかにするべくモデルの分岐を解析し、AD症状のそれぞれの深刻さを反映した異なる種類の動的ふるまい間の遷移を示す。抗生物質や軟膏、ステロイド薬やそれらの複合の処方時期と量の効果の数理モデルの分岐解析によって患者の動的ふるまいの観点でAD症状の改善における治療効果を数学的に評価できる。

この研究で作られた数理的方法はAD症状を制御するための患者別の個人治療の探索と改善に用いられるかもしれない。

 

印象的な図

Fig.10 現実的な治療戦略を与えた時の効果

 

雑記

日課を貯めないようになりたい。