これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

HBVにおける防御性T細胞免疫:治療ワクチンはなぜ手助けに必要なのか

Maini MK;...;Pallett LJ.(2018, Lancet Gastro Hepatology.)[Defective T cell immunity in HBV: why therapeutic vaccination needs a helping hand.]

 

理由

免疫シンポジウム予習。 Mala Maini先生

 

概要

 B型肝炎ウイルス(HBV)は世界中で罹患と死亡の主な要因のままである。この肝臓指向性で非細胞壊死性のウイルスに慢性的に感染した患者において機能的な完治を行えるような治療はぜひとも必要である。弱い抗ウイルスT細胞反応を発展する治療ワクチンを利用する試みと持続的な免疫を誘発する試みはまだ成功していない。しかしながら、不都合なT細胞免疫を必ず弱らせるであろう分子欠損において興味深い過程が見つかっている。免疫療法薬と、ウイルスの生活環の複数の段階を標的とする直接作用型の抗ウイルス剤が大量に作られている。この総説では、患者の異質性のさらなる理解をHBVに対する治療ワクチンの最適化に組み合わせて、T細胞操作の新しい概念をどのように説明するかを考察する。ここでは、次世代治療ワクチンと免疫治療薬を組み合わせて用いる内因性のT細胞反応の増進に関する好機とリスクをまとめる。

 

雑記

harmの現在分詞形がharnessingなの罠では…。