これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

健康な人のアレルギー性表現型を持つ自己反応性CD8+T細胞の欠損

Maeda Y:...:Sakaguchi S.(2014.12,  Science.) [Detection of self-reactive CD8+ T cells with an anergic phenotype in healthy individuals.]

 

理由

免疫シンポジウム予習。坂口先生。

 

概要

自己に対する免疫寛容は自然に発生する制御性T(Treg)細胞を必要とする。しかし、これらが自己免疫T細胞を安定的にどのように制御するかは

まだ明確でない。この論文では、生体外では抗原提示細胞の共刺激機能を制御することで、自己反応性ヒトCD8(+)T細胞アレルギー性(すなわち、抗原再刺激による低増殖性とサイトカインの皮膚産生)を持つことを示す。アネルギー性T細胞は表現型に現れず、同種抗原のT細胞受容体結合性における活性型T細胞が低く、さらに細胞性Tリンパ球関連抗原(CTLA-4)を含むいくつかの共抑制分子を発現する。この基準を用いて、健康な人において、自己免疫障害である尋常性白斑で標的とされる皮膚抗原と反応するアネルギー性T細胞を検出した。選択的に、この結果から自己免疫T細胞のTreg細胞調節性誘導が自己寛容の維持に重要であることを主張する。

 

雑記

ワンパンマンのサイタマみたいに、「趣味で科学をやっているものだ」って言いたい。