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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

生物医学の表面科学:未開の地への基盤

David G.Castner; Buddy D.Ratner(2002.3, Surface Science)[Biomedical surface science: Foundations to frontiers]

 

理由

Biomimeticsの論文

 

概要

ほとんどの生物反応は表面や境界面で起こるため、表面というのは生物や医学で重要な(vial→vitalの誤植?)役割を果たす。生物医学の表面科学の基礎、進化、そして影響を議論する。19世紀、表面が生物反応を調整するという初めての観察がなされた。過去25年で起こった表面科学の計測における進歩によって、生物物質の表面構成や分子構造を特徴付けられる能力がかなり上昇した。同様の進歩が物質科学と分子生物学においても起こった。これらの進歩を組み合わせることで、表面科学の生物モデルを作成し、最終的にはそこで物質の表面特性が表面と相互作用している細胞の生物的応答性を調節する方法を詳細に理解できる。数多くの例から、物質の表面特性はタンパク質吸着と細胞成長のような生体外の生物的ふるまいに直接関係することが分かった。困難な点は、高度に複雑かつ相互的な生体内生物環境において表面科学の生物学的なモデルを完璧に作ることである。表面科学の化学状態イメージング、分子認識表面、吸着タンパク膜、水和物表面における生物医学的表面科学研究の最新の例を示す。生物医学研究で行われている表面科学の将来の方向性と機会には、利用できる生物学的知見、バイオミメティクス、精密固定、スマート表面、そして非特異的反応の阻害が含まれている。

 

雑記

尊敬する教授が話すというので、予防医学フォーラムに行ったらぱっと見50代以上の人しかいなかった。