マクロファージは後胚期の組織再構成の間に長距離シグナリングを中継する
Dae Seok Eom; David M. Parichy(2017.3, Science)[A macrophage relay for long-distance signaling during postembryonic tissue remodeling]
理由
パタン形成と免疫の関係で面白そうだったので
概要
マクロファージは免疫だけでなく、発生や恒常性においても多様な役割を持つ。これらの細胞が、後胚期の組織再構成の間に長距離コミュニケーションにおいて果たす役割を発見した。ゼブラフィッシュでマクロファージを切除すると、メラノフォアが成体の色素の縞へと融合するのを阻害する。メラノフォアの組織化は、airinemes (先端に小胞を持つ長いフィラメント状の突起)を介した黄色素胞系統の細胞によって与えられるシグナルに依存する。元の細胞からのairinemeの伸長は、目標の細胞での小胞沈着と同様に、マクロファージの相互作用に依存することを示した。これらの発見から、非免疫細胞間での長距離シグナルにおけるマクドファージの役割が同定された。このシグナル様式は、通常の発生と疾患の間の、他の組織の再構成と恒常性において機能するかもしれない。
雑記
やっぱりマクロファージってすげー