新しい血球計算のCOVID-19予後スコア開発と、ヨーロッパの複数の病院での観察研究における実証

Joachim Linssen;...;Andre J van der Ven(eLife, 2020.11)[A novel haemocytometric COVID-19 prognostic score developed and validated in an observational multicentre European hospital-based study]

理由

インターン先で教えてもらった論文

概要

COVID-19は血球数の変化を誘導する。11のヨーロッパの病院での982人のCOVID-19と確認された成人患者から、新しい細胞の活性パラメーターを含む全血球計算の変化を、年齢・性別・重症度・症状の期間そして入院日数に基づいて特徴的なパターンを遡及的に解析した。観察された血球数パターンは、発症の最初の3日間でどの患者が2週間内にガス交換や悪化なしで回復するか、集中治療が必要になるか、もしくは死亡するかを予測する複数の血球数パラメーター予後スコアの開発基盤を形成した。3日目に0.753のベースラインが0.875まで増加するROC曲線AUCの予後スコアは、臨床重症度を区別する個々のパラメーターより優れていた。この発見をコホート研究で実証した。この目的は、スコアと血球計算結果を同時に解析ソフトに与えることで、血球計算が一般的にCOVID-19患者に必要になるというようなスコアの幅広く応用できることである。

雑記

企業の研究も大変だ