これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

ドイツにおける乾癬性関節炎の疫学と臨床パターン:斑状乾癬の患者1511人の学際的疫学研究の見通し

K. Reich;...;M. Augustin(2009, British Journal of Dermatology)[Epidemiology and clinical pattern of psoriatic arthritisin Germany: a prospective interdisciplinary epidemiologicalstudy of 1511 patients with plaque-type psoriasis]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

背景

乾癬性関節炎(PsA)は、たいてい皮膚症状を最初に示してから数年後に発症する。多くの場合、PsAの初期診断は皮膚科学者に依存する。

目的

乾癬の患者の日々の診療集団におけるPsAの有病率と臨床パターンを調べることが目的とする。

方法

48の集団と学府での観察の前向き横断コホート研究に患者を登録した。皮膚症状(乾癬領域と重症度指数PASI)の重症度や、従来と現在の治療、併発疾患そして、生産性や健康関連生活の質に対する乾癬の影響(皮膚科学生活の質DLQI)を含む人口統計や医療パラメーターを記録した。関節の疾患の患者を、リウマチ専門医から紹介され、関節炎の活性やパターンを記録した。

結果

1511人の患者の中で、20.6%がPsAであり、そのうちの85%が新しく診断された。これらの患者の95%以上が、 活動性関節リウマチであり、53.0%が5個以上の関節に影響していた。多発性関節炎(58.7%)は、最も共通の所見パターンであり、続いて少関節炎(31.6%)と破壊性関節炎(4.9%)であった。遠位指節間関節が、41.0%に示され、患者の23.7%に指炎が見られた。関節炎の無い患者と比較すると、PsAの患者はより深刻な症状と低い生活の質を持つ。

結論

この発見は、皮膚科学者によって見られる乾癬患者の中の活性PsAの未診断症例の高い相関と一致する。これらの患者の多くは明確な皮膚症状も示すので、乾癬の皮膚と関節の症状の制御に等しく効果的であるような治療戦略が必要である。

 

雑記

なんでこの論文ストックしてたのか思い出せない