これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

皮膚や皮膚疾患の線状パターン

Sonja Senner; ...; Andreas Wollenberg(2020.4, J Dtsch Dermatol Ges.)[Linear patterns of the skin and their dermatoses]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

皮膚の線状パターンに関する知見は、皮膚科学者の重要な能力である。線状パターンはランゲル線、デルマトーム(皮膚分節)、ブラシュコー線、そして外因性パターンの主に4つのグループに区別される。ランゲル線は、根底にあるコラーゲン繊維(皮膚張力)の方向に走っており、いくつかの発疹性皮膚疾患で重要な診断的役割を果たす。胸背領域において、ランゲル線の分布は”クリスマスツリーパターン”と呼ばれるものを生じさせる。デルマトームは1つの脊髄神経によって供給される皮膚領域である。神経を起源とする疾患はこの分布パターンに従う。ブラシュコー線は胚形成中の上皮細胞の移動の線を描き出す。外因性の線状パターンは外部要因によって生じる。

本論文では、前述のパターンの一つの形態において最初に存在する重要な皮膚疾患を強調する。さらに、ケブネル現象や逆ケブネル現象、そしてウルフ異方性反応のような多様なメカニズムを引き起こすような(直接的にではなく)2次的にこれらのパターンに従う皮膚状態を示す。

 

雑記

やっぱり症例報告見るとちょっとゲンナリする