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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

最近のバイオマーカー研究の発展と限界:実験研究から臨床応用まで

Seung-Hyun Kim;...;Michael Behnes(2017. Curr Pharm Biotechnol.)[Advantages and Limitations of Current Biomarker Research: From Experimental Research to Clinical Application]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

背景

バイオマーカーは循環器疾患におけるスクリーニング、診断、そして予後に不可欠な道具であり、バイオマーカーの臨床応用は着実に増加している。循環器疾患は様々な病態生理過程を含むため、ナトリウム利尿ペプチドであっても単一のバイオマーカーは、最適な臨床応用を解明する総合診断や予後評価にとって理想的に充分な基準とみなされていない。一方で、異なる病態生理を反映している異なるマーカーを用いる複数マーカーの方法が最近注目されている。生物医学技術の進歩により、マイクロRNA(miRNA)やオミックスデータのように新しい血液由来のバイオマーカーの範囲が拡張された。これらは将来、循環器疾患の病態形成に関する発展的な知見を与えうる。

結論

この総説では、単一マーカー法と複数マーカー法の両方でタンパク質レベル、メタボロミクスレベル、トランスクリプトームレベルの点で血液循環系バイオマーカーの利点と限界を説明する。さらに、この利用性は循環器疾患における臨床的な意思決定に焦点を当てる。

 

雑記

総説はアブストだけ読んでも意味ない