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炎症性皮膚疾患におけるIL-23/IL-17経路:研究から臨床まで

細胞Liu T;..;Fang H.(2020.11, Front Immunol.) [The IL-23/IL-17 Pathway in Inflammatory Skin Diseases: From Bench to Bedside.]

 

理由

博論の参考文献

 

概要

インターロイキン-17(IL-17)は必須の炎症性サイトカインであり、主にCD4+ ヘルパーT細胞(Th17細胞)や自然リンパ球のサブセットによって分泌さる。IL-17Aは、乾癬やアトピー性皮膚炎、化膿性汗腺炎、円形脱毛症、毛孔性紅色粃糠疹、天疱瘡そして全身性強皮症を含む炎症性疾患の病態形成に関連する。インターロイキン-23(IL-23)はTh17細胞を活性化することでIL-17の産生を刺激する重要な役割を果たす。このIL-23/IL-17軸は炎症性疾患の標的治療に重要な経路である。臨床試験の証拠から、IL-23、IL-17そして腫瘍壊死因子に対するモノクローナル抗体は、乾癬、アトピー性皮膚炎、化膿性汗腺炎、毛孔性紅色粃糠疹、天疱瘡そして全身性強皮症の治療に効果があることが示された。ここでは、炎症性皮膚疾患におけるIL-23/IL-17軸の生物的、シグナル的そして病態生理的機能に関する最新の知見をまとめる。この軸を標的とする現在利用可能な生物学的製剤も議論する。

 

印象的な図 
FIGURE 2. 乾癬、化膿性汗腺炎、アトピー性皮膚炎そして円形脱毛症の病態形成におけるT細胞免疫軸と関連サイトカイン

 

雑記

神が「除湿機あれ」と言ったから除湿器買った(約1万)。一応部屋の湿度が60%を切り、出費の痛さを紛らわしている