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インターロイキン1と皮膚炎症:自然免疫と獲得免疫の重要な繋がり

Jo-Ellen Murphy;...;Thomas S. Kupper(2000.3, Jounal of Invesigative Dermatology)[Interleukin-1 and Cutaneous Inflammation: A Crucial Link Between Innate and Acquired Immunity]

 

理由

博論の参考文献

 

概要

環境との最初の境界として、皮膚は損傷や病原体の侵入に常にさらされている。免疫系の進化を駆動する基本的な力は、驚異的な感染に対してホストを守る必要性である。T細胞とB細胞が発生中に抗体受容体を組み替えることができることにより、抗体に対するほぼ無限の特異性を持つ効果的、柔軟、そして強力な免疫系が与えられる。環境の抗原によって活性化されるようになる抗原特異的なリンパ球のサブセットを拡大する能力(記憶反応)は「獲得」免疫と呼ばれる。免疫記憶は哺乳類の生物学の基本的な側面であるが、比較的最近の進化的事象であり、これにより個体が数年から数十年生きることができる。「自然」免疫は、宿主防御のより古代的なシステムである。これは、生殖細胞の形態に残って、微生物における保存された構造パターンを認識するタンパク質を指定する遺伝子によって調整される。ディフェンシンとその他の抗菌ペプチド、補体とオプソニン、そしてエンドサイトーシス受容体は、全て自然免疫の要素であると考えられている。しかしながら、これらはどれもシグナル伝達受容体ではない。より最近では、NF-κB転写因子を介したシグナリングを調節する細胞表面の受容体の大きいファミリーが同定された。タンパク質のこのファミリーは、自然免疫を調整する植物やショウジョウバエの遺伝子と非常に近いホモロジーを共有している。哺乳類では、このファミリーにはタイプIインターロイキン1受容体、インターロイキン18受容体、そしてToll様受容体の成長するファミリーなどを含む。これらの2つは、細菌のエンドトキシンのシグナル伝達受容体として最近同定されたものである。この総説では、インターロイキン1が自然免疫と獲得免疫をどのように繋げ、皮膚における相乗効果的な宿主防御活動を与えるのかを議論する。

 

雑記

15時過ぎるとセミが静かになるのはなんで?疲労???