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炎症応答におけるサイトカインシグナリングモジュール

John J O'Shea, Peter J Murray(2008.4, Immunity)[Cytokine Signaling Modules in Inflammatory Responses]

 

理由

博論の参考文献

 

概要

限られた数のJak-Stat経路を介してサイトカインシグナリングは、炎症の開始、拡大そして終息に関与するすべての細胞種を正にも負にも制御する。ここでは、T細胞、好中球そしてマクロファージの3つの炎症応答に関与する細胞種におけるJak-Statシグナリングに注目する。これらの細胞におけるJak-Stat経路が、サイトカインシグナル抑制(Socs)タンパク質によってどのように負に制御されるかをまとめる。一般的なJak-Stat-Socsシグナリングモジュールが、活性化されるサイトカイン受容体や、細胞のある時期にどの遺伝子にアクセスできるかに依存して、多様な発生、炎症促進および炎症抑制の結果をもたらすことができることを強調する。Jak-Stat-Socs経路の複数の要素がヒトの炎症性疾患で変異していたり、密接に関連しており、さらにサイトカインに基づく治療が炎症治療に急速に展開されているので、サイトカインシグナリングの理解は、慢性や急性の炎症性疾患を操作する能力を進化させるだろう。

 

雑記

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