これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

乾癬の臨床スペクトラムと重症度

Meier M, Sheth PB.(2009.7, Curr Probl Dermatol.)[Clinical spectrum and severity of psoriasis]

 

理由

次の論文の参考文献

 

概要

乾癬は慢性炎症性皮膚疾患である。関連合併症やリスクには、乾癬性関節炎、肥満、うつ病、喫煙、糖尿病、高脂血症心筋梗塞を伴う循環器疾患のリスクの増加やリンパ腫のリスクの増加が含まれうる。乾癬の臨床所見は、最もよく見られるもので、肘や膝や頭皮に鱗屑の隆起した紅斑から、あまり一般的ではないものでは掌蹠に散在する浅在性膿疱、稀なものでは全身に広く広がる膿疱まで含まれる。より具体的には、乾癬の臨床スペクトラムには斑状、滴状、小斑、反転、紅皮性そして膿疱性などの違いが含まれる。乾癬の臨床重症度、合併症リスク、乾癬患者の生活の質の決定因子は、複数の因子に影響を受ける。最小でも、これらの因子には乾癬の質や種類の違い、病変部の皮膚の量、そして皮疹の分布(例えば、頭皮や爪、顔、間擦部、そして掌蹠表面のような特別な領域)が含まれる。病変部の体表面積や、医師の総合評価、乾癬面積と重症度指標、QOL尺度など、乾癬の重症度を定量するために用いる客観的尺度は、管理や治療の方法を指導するのに有効な可能性がある。この論文では、乾癬の臨床スペクトラム、鑑別診断、重症度の測定と決定因子、そして患者を乾癬の専門医に紹介する時期に関する推奨事項をまとめる。さらに、合併症について短くまとめ、これらの合併症の評価と管理のために乾癬患者を内科医/一般開業医に紹介することの重要性を述べる。

 

印象的な図

Fig. 1. 斑状乾癬。

Fig. 3. 頭皮の乾癬。

 

雑記

毎日朝風呂で温泉入って、海鮮ビュッフェ食ってる