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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

皮膚炎の新しい制御系:マイクロRNA

E. Sonkoly, M Stahle, A Pivarcsi(2008.4)[MicroRNAs: novel regulators in skin inflammation]

 

理由

TNFαに関係する"Atopic dermatitis"の論文のReview

 

概要

タンパク質をコードしないRNAであるmicroRNAは多細胞生物の発生と生存に重要であるという注目せずにはいいられないような証拠が示された。

最近、miRNAは皮膚で最も一般的な慢性炎症疾患である乾癬とアトピー性湿疹(AE)の発症に関係があると言dわれていた。特に、最初に見つかった皮膚特異的なmiRNAであるmiR-203は皮膚上皮のみに限定された面白い発現プロファイルを示し、乾癬で高発現している。乾癬で特異的に発現上昇しているMiR-146aは自然免疫反応とTNF-α経路の制御に関係があると言われている。おもしろいことに、TNFα系に関係するもう一つのmiRNAであるmiR-125bは乾癬とAEで発現が減少している。

皮膚炎は慢性炎症疾患のモデルとして役に立つので、皮膚炎に関係するmiRNAは炎症や自己免疫疾患にのみ現る、やいくつかのmiRNAは症状マーカーや治療ターゲットになるかもしれない。この論文では、慢性炎症性皮膚疾患におけるmiRNAの

理解についてまとめた。

 

雑記

ねむい