これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

サイトカインと皮膚バリア

Kai H.Hanel, Christian cornelissen, Bernhard Luscher, and Jens Malte Baron(2013.3)[Cytokines and Skin Barrier]

理由
昨日使っててたまたま手元にあったので

概要
皮膚は人体で一番大きな組織であり、有害な外的環境からの保護や水分の蒸発の抑制に働くバリアを形成している。角質細胞は形態変化や構造状態変化を伴うかなり複雑な分化過程を通して皮膚バリアを形成する。上皮の角化過程の変化は皮膚バリアの形成に影響する。典型的には、バリア障害があると免疫を活性させるような物質が皮膚に入れるようになる。
これは皮膚の炎症過程によるものであるが他の器官の影響もある。アトピー性皮膚炎や乾癬など多くの皮膚疾患で皮膚バリア形成の欠損が観察された。これらの症状では健康な皮膚と比べて皮膚中のサイトカインの構成が異なる。これはサイトカインを分泌する皮膚中の細胞によるものであるが、追加の免疫細胞が呼ばれているためでもある。疾患の皮膚はに見られる多くのサイトカインは分化や角化の様々な過程に影響を与える。
この論文では、サイトカインと健康な皮膚でのサイトカインの機能と炎症性皮膚疾患に対する影響における近年の知識をまとめている


Figure3. この論文で言いたかったものだと思う。図のキャプションがタイトルよりくわしくなっててすごい。

雑記
携帯だと更新しずらい