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敏感な皮膚領域の重要性を強調する、中東のアトピー性皮膚炎の局所治療の臨床アルゴリズム

Reda AM;...;Luger T(2019.6, J Dermatolog Treat.)[A practical algorithm for topical treatment of atopic dermatitis in the Middle East emphasizing the importance of sensitive skin areas.]

 

理由

アトピー性皮膚炎の最新ジャーナル

 

概要

背景 中東において、安全で効果的なアトピー性皮膚炎(AD)の治療が必要である。

目的 中東内でAD治療のための臨床的なアルゴリズムを提案する

方法 中東と、ヨーロッパの国から6人の専門家の国際的な研究班がアルゴリズムを作成した。2016年8月までに出版されたADに関する総説や、関連書籍の評価、そして地域の治療経験に基づいて臨床的な治療ガイドを作った。

結果 敏感な皮膚領域に急性の軽度から中度の症状と炎症がある患者は、寛解まで局所カルシニューリン阻害剤(TCI)とピメクロリスム1%クリームを一日2回塗布することとした。他の体の部位には、TCIとピメクロリスム1%クリーム、子供にはタクロリムス0.03%軟膏、成人にはタクロリムス0.1%軟膏を寛解まで1日2回塗布することとした。軟膏は必要に応じて用いる。急性の重度の炎症がある患者は炎症を弱めるために彼らのレベルに応じて局所コルチコステロイド(TCS)を数日間外用する。臨床的な改善の後、部位が完全に寛解するまで、敏感な皮膚領域へのピメクロリスムや他の部位へのTCIを用いる。

結論 これらの推奨によって、中東の患者のAD管理が最適化されると期待される。

 

雑記

アルゴリズムというから、数理モデルか何かだと思ったらそうではなかった、という話。