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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

乾癬1 - 乾癬の病因と診療的特徴

Griffiths, Christopher E. M;Barker, Jonathan N. W. N.(2007.7, LANCET)[Psoriasis 1 - Pathogenesis and clinical features of psoriasis]

 

理由

アトピー性皮膚炎以外の皮膚炎について勉強する所存です。

 

概要

乾癬は、丘疹落屑性の皮膚障害で、元は初期表皮角質細胞の障害として考えられていたが、今は最も普遍的な免疫調節性障害の一つとして考えられている。腫瘍壊死因子aや樹状細胞、そしてT細胞は全て実質的にその病因に寄与している。発生初期の乾癬(40歳以前に開始するもの)においては、化膿レンサ球菌感染のようなHLA-Cw6や環境因子の輸送が症状の発現の決定要因である。さらに、少なくとも9つの乾癬感受性クロモソーム遺伝子座が同定されている。患者の90%で慢性的な斑(尋常性乾癬)のような、乾癬のいくつかの診療表現型が認められる。乾癬の合併症は興味深く、そして生活の質を損ね、抑うつ症や循環器疾患、血清反応陰性関節炎(乾癬性関節炎)と関連する。原因となり病理機構のより完全な理解によって新しい治療につながり、このシリーズの第二部で述べられる。

 

印象的な図

Fig2. 慢性乾癬斑の図

 

雑記

長い(2週間)のバイトがようやく終わった。2週間でも辛いのに、世の人はいかにして50年も働くのだろう