これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

生体内のランゲルハンス細胞の動態と機能:真皮の樹状細胞はゆっくり移動するランゲルハンス細胞とは異なり、リンパ節領域に定着する。

Kissenpfennig, A;...;Malissen, B(2005.5, IMMUNITY)[Dynamics and function of langerhans cells in vivo: Dermal dendritic cells colonize lymph node areas distinct from slower migrating langerhans cells]

 

理由

皮膚炎シリーズ3

 

概要

ランゲルハンス細胞(LCs)は上皮において顕著な樹状細胞であるが、これらの免疫における役割はほとんど明らかになっていない。生体内の真皮DCsとLCを観察して区別するために、ランゲリン遺伝子のコントロール下でEGFP(強光緑蛍光タンパク質)を発現するノックインマウスを作成した。vital imagingによって、ほとんどのEGFP(+)LCsは安定状態では無茎性であった一方で、皮膚炎によってLC移動性とリンパ節(LNs)への移動が誘導された。皮膚免疫化の後には、真皮DCsは最初にLNsに到着し、ゆっくり移動するランゲルハンス細胞とは異なり、リンパ節領域に定着する。安定状態もしくは炎症状態化でLNsに到着したLCsは副(共)刺激分子を同じくらい発現した。胸腺DCsとすべての二次リンパ器官からの血液由来のCD8 alpha(+)DCsで、ランゲリンとEGFPも発現した。EGFPと融合したジフテリア菌由来毒素受容体(DTR)を含む同様のノックイン方法を用いることで、皮膚免疫化を通じてハプテン特異的なT細胞作用を起こすことでLCsが不要になることを示した。

 

雑記

「博士課程になんか進んでアンタ何になるのよ」という言葉に対し、脳内でポプ子が「俺は俺だーー」とキレている