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率志向性のトランスオミクス:反応動態に基づいた複数オミックデータの統合

Katsuyuki Yugi;...;Shinya Kuroda(2019.6, Current Opinion in Systems Biology)[Rate-oriented trans-omics: integration of multiple omic data on the basis of reaction kinetics]

 

理由

黒田先生シリーズ

 

概要

ここでは、複数のオミック層を機構的に接続する学問である’トランスオミクス'を示す。異なるオミック層の分子の関係はv=k[S]の反応率式によって決定される。しかしながら、方程式の左側の反応率データの制限有効性によって、多くの研究が反応率の代理として右辺の分子量変化を用いている。包括的な測定技術における最近の進歩によって、いくつかのオミック層における反応速度が測定できるようになった。これにより、トランスオミクスネットワークを再構成し、微分方程式ベースのモデル選択問題に貢献する。よって、率志向性のトランスオミクスによって、読みだしとして濃度を用いる経験的なネットワーク再構成の代わりに反応率のより機構的なネットワーク再構成が可能になる。

 

雑記

サンドイッチマン、いつみてもおもろい