これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

メチルトランスフェラーゼは概日時計と代替スプライシング制御をつなぐ

Sabrina E. Sanchez;...;Marcelo J. Yanovsky(2010.11, nature)[A methyl transferase links the circadian clock to the regulation of alternative splicing]

 

理由

日時計について調べてた頃の名残

 

概要

生物は、概日リズムによって生物学的過程を昼夜サイクルの適切な時間に合わせることができる。転写後制御は、概日ネットワークの重要な要素であるが、概日時計RNA処理の制御とのつながりはほとんどわかっていない。ここでは、PROTEIN ARGININE METHYL TRANSGERASE5(PRMT5)が、ヒストンとSm スプライソーマルタンパク質に存在するメチルグループをアルギニン残基に転移させ、植物における概日時計と代替スプライシングを結び付ける。PRMT5における変異はシロイヌナズナにおけるいくつかの概日リズムを乱し、少なくとも一部は主な時計遺伝子PSEUDO RESPONSE REGULATOR 9 (PRR9)の代替スプライシングにおける強い変異によってこの表現型が生じる。さらに、ゲノムワイド研究によって、PRMT5は多くのメッセンジャーRNAスプライシングイベント前の制御に影響し、5'スプライシングサイト認識を調節によっておそらく制御される。PRMT5発現は日々の概日振動を示し、これは発現の概日制御の調節と遺伝子サブセットの代替スプライシングに影響する。連動活性における概日リズムもdart5-1においても崩壊し、これはショウジョウバエPRMT5ホモログにおいて影響する変異である。これは主な時計遺伝子周期といくつか時計関連遺伝子のスプライシングにおける代替と関連している。結果から、代替スプライシングの制御におけるPRMT5に重要な要素であることを示し、概日時計とPRMT5による代替スプライシング制御との相互作用が、環境条件における日内変化の生理的過程を同調するのを助ける共通メカニズムを構成することを示す。

 

雑記

思考停止論文読み、酒飲みながらでもできるからよい(よくない)