これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

マルチスペクトル画像データから主成分分析類似因子を用いた反射の分類

José M. Medina;...;Pete Vukusic(2015.3, Optics EXPRESS)[Classification of peacock feather reflectance using principal component analysis similarity factors from multispectral imaging data ]

 

理由

形態形成について色々話してたら、鳥の羽ってどうやって出来てくるんだろう、となり、翅の模様ってどうなってるんだろうとなったので

 

概要

生物学における虹色の構造は、蛍光と見える角度の両方に依存する洗練された空間的に異なる反射特性を示す。玉虫色の構造色表面のこのようなスペクトルと空間の情報を分類することは、不規則性の機能的な役割を解明し、異なる長さのスケールでの色のパターン形成の理解を進めるのに重要である。この研究では、マルチスペクトルイメージング技術と主成分分析類似因子(PCASF)に基づくミクロスケールでの空間反射パターンのスペクトル分類に使う非侵襲的な方法を提案する。明るくしみ込んだ玉虫色を示すことでよく知られているクジャクの種であるPavo cristatusの角度依存的な反射特性を研究において、上記の方法の効果を示す。ここでは、マルチスペクトル反射イメージングとPCASF法によって、可視スペクトルにおける玉虫色パターンのスペクトルが効果的に認識され、虹色の羽における微細構造の不規則性のスペクトル分類に有用な情報が得られることが示された。

 

雑記

論文の要旨の問題提起の部分を書きながら、なるほど確かに「学問は問いを学ぶ」ことだなぁなどと考えている。