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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

成人の脳における神経移動のメカニズム

Naoko Kaneko;..;Kazunobu Sawamoto(2017.3, J Neurochem. )[Mechanisms of neuronal migration in the adult brain]

 

理由

ラボセミナーの予習

 

概要

 成人の神経発生は約60年前に最初に観察され、現在も神経化学の研究分野に成長している。多くの最近の研究は、内在的に生成されるニューロンの神経再生を介する脳疾患の治療に注目している。成人の脳では、神経芽細胞と呼ばれる未成熟なニューロンが常に脳室-脳室下帯(V-SVZ)において常に生成されている。これらの神経芽細胞は吻側移動経路を介して急速に移動して嗅球に向かい、そこで神経芽細胞が成熟し、神経回路に組み込まれる。脳損傷の後、V-SVZの神経芽細胞のいくつかが、損傷組織を再配置するために病変部位に移動する。V-SVZ由来の神経芽細胞の驚くべき移動能力は脳の離れた領域におけるニューロンの効率的な再生に重要である。これらのニューロンは成人の脳組織内の長い距離を移動するとき、足場として働く多様なガイダンス因子や構造によって支えられている。これらのメカニズムには成人の脳における神経芽細胞移動に特異的なものもあるが、発生中の脳における移動に関与しないものもある。ここでは、生理学的、病理的状況下での成人の脳における神経芽細胞移動のメカニズムに関する最近の発見をまとめ、解くべき様々な問題を議論する

 

雑記

酒で脳が萎縮するっていうけど、なんでアセトアルデヒドがわざわざ脳まで上がって脳を攻撃するんだ?胃とか消化器がやられるなら分かるが。。。