これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

上皮バリア恒常性の新分野-上皮カルシウムダイナミクスの数理モデルアプローチ

Denda, Mitsuhiro;...;Nagayama, Masaharu(2014.2, EXPERIMENTAL DERMATOLOGY)[Frontiers in epidermal barrier homeostasis - an approach to mathematical modelling of epidermal calcium dynamics]

 

理由

アトピー性皮膚炎と数理モデル

 

概要

完全な上皮バリアは生存のに重要であり、カルシウムイオン濃度と電位の両方の勾配の存在に関連がある。イオンチャネルやポンプを含む多くの分子ではこれらの勾配の維持に寄与することが知られているが、上皮カルシウムダイナミクスに関与するメカニズムは解明されてない。元は脳で見つかった多様な神経伝達物質とその受容体が角質細胞で発現しており、バリア恒常性とも関連がある。さらに、角質細胞とニューロンはいくつか類似した電気化学的挙動を示す。脳科学において、電気化学的現象を理解するために数理モデルと計算機シミュレーションが用いられるので、バリア恒常性と関連する上皮の電気化学的現象のダイナミクスを記述するのに同じ方法が応用出来ると考えた。このような方法論はもしかすると、老化や痒みのような臨床皮膚科学の困難な問題の多くを解決するのに有効であるかもしれない。この研究は非常に初期の段階であるが、この論文では、この方法の背景について議論し、バリア回復のシミュレーションについて初期の結果を示す。

 

雑記

剣道部あるある:左足だけズボンのふくらはぎがキツイ