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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

LPS注射したヒトにおけるへプシジン、血清鉄と血漿サイトカインの経時変化解析

Erwin Kemna;..;Dorine Swinkels(2005.9, blood)[Time-course analysis of hepcidin, serum iron, and plasma cytokine levels in humans injected with LPS]

 

理由

サイトカインの分解について知りたかった

 

概要

肝性ペプチドホルモンへプシジンは鉄代謝の重要な制御因子であり、炎症の貧血の調節因子である。先行研究によって、インターロイキン(IL-6)は炎症の期間のへプシジン増加とその結果の低鉄血症を調節する。ここでは、より上流の炎症活性因子であるリポポリサッカライド(LPS)の効果を解析するために生体内のヒト内毒素血症モデルを用いる。血漿サイトカインやへプシジン量、そして血清鉄のパラメーター間の時間関係を、LPS注射後の10人の健康な個人において調べた。IL-6は注射3時間後までに大幅に誘導され、尿のへプシジンは6時間でピークが来て、その後に血清鉄の有意な減少が起こる。血清プロへプシジンには22時間内では有意な変化は見られなかった。ヒト生体内のこれらの結果から、炎症における低鉄血症の発症におけるIL-6-へプシジン軸の重要性を確かめ、この鉄制御システムの急速な反応性に焦点を当てる。

 

印象的な図

Fig2. 血清サイトカイン量

 

雑記

コンタクトした次の日は眼鏡がすごく重く感じる