これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

獲得免疫の制御:インターロイキン10の役割

T. H. Sky Ng;..;David C. Wraith(2013.5, Frontier in immunology)[Regulation of adaptive immunity; the role of interleukin-10]

 

理由

免疫分子の制御関係を調べていた

 

概要

1980年代にインターロイキン10(IL-10)が発見されてから、大量の研究によって自然免疫系と獲得免疫系の両方に影響する多面的な炎症調節サイトカインとしての機能が導かれた。IL-10は幅広い細胞種で産生されるが、この総説ではCD4+T細胞によって分泌されるIL-10に注目する。FoxP3+とFoxP3-の制御T細胞の両方によって用いられる抑制のメディエーターとしてのIL-10の重要性を説明する。さらに、ヘルパーT細胞におけるIL-10分泌の誘導を引き起こす分子イベントを議論する。ここではIL-10は重要な負のフィードバックメカニズムとして機能する。最後に、この原理をより理解することで、この自然現象を臨床的に活用してより効率的な、抗原特異的な免疫治療戦略を設計できるようになるかを議論する。

 

雑記

総説のアブストって何が分かったかとかじゃないから、読んでもすぐ使えることは少ないが、今回はこの中に欲しい1文が落ちていて嬉しい