ゼブラフィッシュの色素パターン形成の定量モデリング法
Jennifer P Owen;...;Christian A Yates (2020.7, elife)[A quantitative modelling approach to zebrafish pigment pattern formation]
理由
自分の研究関連
概要
パターン形成は発生の重要な面である。成体のゼブラフィッシュは3つの異なる色素胞の自己組織化を通じて生成される印象的な縞パターンを持つ。多くの研究からこの自己組織化に多数の重要な個々の細胞間相互作用が明らかになったが、これらの既知の生物規則がパターン形成に充分なのかどうかは不明である。これを確かめるために、重要な細胞種と既知の相互作用をすべて含む個ベースの数理モデルを示す。このモデルは定性的かつ定量的に野生型と変異体の色素パターン発生を再現した。これを用いて、ドメイン成長や初期虹色素胞の縞の役割を含む、多くの未解決の生物学問題を解明し、leopardの役割に関する仮説を立てた。このルールセットは野生型と変異体パターンを纏めるのに十分であると結論付けた。本研究から、この色素パターン系の発生的・進化的解釈のさらなるin silico探索が導かれる。
印象的な図
Figure5. 野生型, shd, nac and pfeの再現シミュレーション
雑記
みんな縞々が好き。