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細胞性免疫を促進するIL-23の独特な役割

Lankford CS, Frucht DM.(2003.1, J Leukoc Biol.)[A unique role for IL-23 in promoting cellular immunity.]

 

理由

博論の参考文献

 

概要

インターロイキン(IL)-23やその受容体、そしてそのシグナル伝達経路が最近発見されたことで、細胞性免疫の理解が追加された。IL-23は、IL-12 p40と最近クローン化されたIL-23特異的p19サブユニットで構成されているヘテロダイマーである。IL-23は、IL-12と同じシグナル伝達要素を多く用いている。例えば、IL-12Rβ1、ヤヌスキナーゼ、Tyk2、シグナル伝達物質、そして転写の促進因子(Stat)1、Stat3、Stat4、そしてStat5である。このことが、標的細胞におけるインターフェロンγ産生と増殖反応の誘導による、細胞性免疫の促進におけるIL-12とIL-23の類似の作用を説明しうる。さらに、両方のサイトカインが、Th1細胞の抗原提示細胞の共刺激機能を促進する。IL-23は標的とするT細胞サブセットの点でIL-12と異なっている。IL-12はナイーブCD4+T細胞に作用する一方で、IL-23はメモリーCD4+T細胞に優先的に作用する。この総説では、IL-23に関する最近の進歩をまとめ、細胞性免疫でIL-23が占める特異なニッチの機能的、メカニズム的基盤を与える。

 

雑記

一人で作業していると眠くなるから作業チャットとかしたいけど、人としゃべるのめんどいし作業に集中したいし、どうしようもない