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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

デクルシンとデクルシノールアンゲラートは、ヒト角化細胞における細胞外マトリックスリモデリングタンパク質、炎症性サイトカイン、成長因子を指定する遺伝子の転写を活性化することで創傷治癒を促進する。

Han, J.;...;Suh, J.(2018.5, Biochemical and Biophysical Research Communications, )[Decursin and decursinol angelate improve wound healing by upregulating transcription of genes encoding extracellular matrix remodeling proteins, inflammatory cytokines, and growth factors in human keratinocytes]

 

理由

博論の参考文献

 

概要

クマリン のデクルシンとデクルシノールアンゲラートは、オニノダケから発見され、多様な生物学的機能を有する。ここでは、これらの化合物を用いた治療がHaCaTヒト角化細胞により創傷治癒を促進することを示す。閾値濃度までのデクルシンとデクルシンアンゲラート、両方の混合物、そしてこれらの化合物のナノエマルションを用いた治療で創傷治癒が増加したが、より高い濃度では創傷治癒が阻害された。表皮成長因子受容体(EGFR)バイオセンサーを発現している細胞の免疫ブロッティングと蛍光イメージングから、これらの化合物がEGFRのリン酸化誘導により創傷治癒を刺激していないことが示された。むしろ、トランスクリプトーム解析から、デクルシンとデクルシノールアンゲラートは、ヒト角化細胞における細胞外マトリックスモデリングタンパク質、炎症性サイトカイン、成長因子を指定する遺伝子の発現を活性化することで創傷治癒を促進することが明らかになった。

 

雑記

こっちの論文の方が良いな、一個参考文献消そう。