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PAR-aPKC系:極性におけるレッスン

Atsushi Suzuki, Shigeo Ohno(2006.3, J Cell Sci)[The PAR-aPKC system: lessons in polarity.]

 

理由

学会で聞いて面白そうだったので

 

概要

10年前、par-1とpar-3は線虫の卵細胞の非対称分裂に必須な6つのpar遺伝子の2つとしてクローン化された。

PAR-1はプロテインキナーゼである一方で、PAR-3はPDZドメインを含む足場タンパク質である。

過去十年の研究から、それらは多様な生物的な文脈において細胞極性に関与するPAR、進化的に保存された-aPKC系の一部であることが示された。

最近の発展から、PAR-aPKC系は、極性の軸に沿った補足的な膜の設立における初期の極性のきっかけを逆転させる分子機構であるという共通原理が説明された。

多くの場合、これはaPKC-PAR-3-PAR-6複合体と逆に局在化しているPAR-1もしくはPAR-2の間に成熟した相反する相互作用によって達成される。

しかしながら、非対称的に局在化しているPAR-aPKC系が発生中の極性に関する他の細胞機構と結合すると機構が、細胞種によって異なることを示す証拠も蓄積している。

 

印象的な図

Fig. 1 PAR-aPKC系が関与する多様な種類の細胞局在

 

雑記

会社員って、ふしぎ。