これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

生殖系のP顆粒は制御された溶解と濃縮によって局在化する液滴である

Clifford P. Brangwynne;..;Anthony A. Hyman(2009.1, Science)[Germline P Granules Are Liquid Droplets That Localize by Controlled Dissolution/Condensation]

 

理由

ストックしててたやつ。最早いつ見つけたか忘れた

 

概要

性生殖の生物において、胚は生殖細胞がはっきりしており、この細胞は最終的に精子と卵を生み出す。線虫において、RNAとタンパク質の豊富なP顆粒が1細胞胚の前側に局在するときに、最初の生殖細胞が確立する。P顆粒の局在化とそれらの物理特性はほとんど理解されていないままである。ここでは、P顆粒が融合や滴下、濡れ性などを含む液様のふるまいを示すことが分かった。これらのふるまいは粘性と表面張力を推定するのに用いられる。他の液体と同様に、P顆粒は急速に溶解し濃縮する。局在化は、前側でのP顆粒濃縮における傾向のある増加によって起こる。この過程は典型的な相転移を反映し、この極性タンパク質は細胞間の濃縮点を変える。この相転移が細胞質の基本的な物理化学的メカニズムを示すかもしれない。

 

印象的な図

Fig4. P顆粒の局在化の仮定メカニズム

 

雑記

思い出した、youtubeで理論生物学とかの説明してる人の動画で見つけたんだ。