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シロアリを狩るアリのメガポネラ・アナリスの時間最適化された経路選択

Frank, Erik T.;Honle, Philipp O.; Linsenmair, K. Eduard;(2018.7)[Time-optimized path choice in the termite-hunting ant Megaponera analis ]

 

理由

"Mathematical model"のBiology分野の直近利用回数1位

 

概要

アリの痕跡ネットワーク系は、ネットワークの問題解決における様々な応用のために多くの科学的関心を受けてきた。最近の研究で、アリは異なる基質と異なる速度に直面したとき、最短距離ではなく可能な最速の経路を選択することが示されている。これらのアリの意思決定過程は共同決定である現象に基づいた経路の整備により決定される。しかし、個人の意思決定を通じた経路最適化はほとんど調べられていない。ここでは、働きアリの個人の意思決定を介した経路選択の時間最適化の最初の調査を示す。

メガポネラ・アナリスの働きアリはシロアリを取る場所を探し、高度に構成された奇襲列にシロアリを導く。働きアリは列の経路を決定する。M.analisの巣の周囲に人工的な道を置くことで、襲撃の経路選択に影響を与えられる。道を置いた後、記録した襲撃のうち59%が巣から目的地へ最短距離ではなく、完全にまたは一部を道を利用した。道での襲撃速度は草の2倍以上であり、仮想的な最短距離に比べてう回路では移動時間が34.77%節約された。アリの経路選択は最小時間の数理モデルに似ているので、背後にあるメカニズムを仮定することができる。結果より、アリの狩猟採集行動における個人の意思決定の重要性と経路最適化の新しい過程を示す。

 

雑記

数理モデルって分野、ひろすぎてどもならん