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テトラスパニン3cの上皮細胞相互作用要求性と成体ゼブラフィッシュの上皮の縞の境界形成

Inoue, Shinya;...;Watanabe, Masakatsu(2014.3)[Tetraspanin 3c requirement for pigment cell interactions and boundary formation in zebrafish adult pigment stripes]

 

理由

近藤先生シリーズ13

 

概要

ゼブラフィッシュの皮膚上皮パターンには黒色素胞と黄色素胞との上皮細胞間相互作用が必要であるが、これらの相互作用の分子基盤がほとんど知られていない。ここでは、黒色素胞が黄色素胞と異常に混ざっているような縞を示すゼブラフィッシュ変異体を調べた。生体外培養により、変異体の黒色素胞は運動性に欠陥があり、黒色素胞と黄色素胞の相互作用にも同様に欠陥があることが分かった。位置クローニングとレスキュー実験によって変異がテトラスパニン3c(tspan3c)であると同定され、これは黒色素胞と黄色素胞によって発現される膜貫通型折りたたみタンパク質を指定している。さらに、HeLa細胞で発現されたTspan3c変異はN末の糖化に欠損を示し、小胞体で異常に蓄積されていた。結果により、皮膚上皮パターン形成におけるテトラスパニン系列タンパク質の役割を最初に同定し、ゼブラフィッシュの縞境界の設定と維持の新しいメカニズムを提案する。

 

印象的な図

うーんとくになし

 

雑記

早起き生活3日目。奴が来るを見ながら書いています。