これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

胚軸のパターンの頑健な安定性はコーディン減少の隠された土台を必要とする

Inomata, Hidehiko;...;Sasai, Yoshiki(2008.9)[Robust stability of the embryonic axial pattern requires a secreted scaffold for chordin degradation]

 

理由

猪俣先生シリーズ3

 

概要

脊椎動物の胚発生中の背軸形成はパターニングシグナルにおいて摂動に対して頑健な抵抗を示す。しかしながら、分子レベルで支持されているこのような安定性はほとんどわかりにくいままである。この論文では、カエルのONT1はオルファクトメジンクラスの分泌タンパク質であり、背側でのコーディン活性を限定することで軸形成を安定化することを示す。ONT1機能が弱まると、胚はコーディンの通常の無効量によって過剰に背側になってしまう。ONT1は直接ドメインを介してコーディンとBMP1/Tolloidクラスのタンパク質分解酵素(B1TP)と結合して、酵素基質関係を促進することでB1TP調節性のコーディン減少を強めるような隠された土台として働く。ONT1は軸組織でよく調節されているBMPシグナリングに絶対必要であり、そして同じ役割はADMPのように背側で発現しているBMPsで提案している。ONT1と背側で発現するBMPs(ADMPとBMP2)を同時に阻害すると、相乗的に猛烈な背側化が起こった。これらの結果から、安定な軸形成はONT1/B1TPと背側発現のBMPsを含む2つの競合する制御経路に依存することが示された。

 

印象的な図

とくになし

 

雑記

「しちめんどくさい」の”しち”は方言で”めっちゃ”の意味であることを発見した。”しち〇〇”は他にないんだろうか