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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

周期的な症状のクリオピリン関連の患者のインターロイキン1βの生体内制御

Lachmann, Helen J.;...;Bosset, Sophie(2009.5)[In vivo regulation of interleukin 1 beta in patients with cryopyrin-associated periodic syndromes]

 

理由

免疫分野の数理モデルの論文の被引用数の第5位

 

概要

ヒトの炎症性障害のインターロイキン1βの調査は事実上ヒト血清に検出されないという事実によって妨げられた。抗ヒトL-1β抗体カナキヌマブ (ACZ885)を人に対して処方することでIL-1β抗体複合体の結果的な形成によって生体内で産生されたIL-1βの検出が可能になった。健康的な被験者の 6 ng/d のIL-1βの構造的な産生率を予測するために2要素の数理モデルを作成した。一方で、クリオピリン関連の周期的症状(CAPS)の患者は制御不可能なカスパーゼ1活性とIL-1の産生によって起こる稀な単生の症状であり、平均で31 ng/dのIL-1βが産生される。カナキヌマブの処置は持続的な複雑な診療反応を誘導するだけでなく、IL-1の産生率をも減少させる。通常のレベルに戻すための8週間の処理で、これらの患者のIL-1.の産生は主にIL-1.によって起こることが示された。さらに、このモデルによってIL-1.は症状の深刻さとカナキヌマブの反応の持続性を推進する唯一のサイトカインである。自然IL-1抗体の相関はデータに合わせるために必要であった。併せて、この研究は人のIL-1.の産生と制御に関する新しい考えを与えた。さらに、CAPSは完全にIL-1.によって完全に維持されており、カナキヌマブ処理は生理学的IL-1.産生を修復することも示された。

 

雑記

久々に一日活動した。