これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

動的ネットワークバイオマーカーによって、複合病が突然悪化する初期警告シグナルを検出する

Luonan Chen, Rui Liu, Zhi-Ping Liu, Meiyi Li & Kazuyuki Aihara(2012.3, Scientific Reports volume)[Detecting early-warning signals for sudden deterioration of complex diseases by dynamical network biomarkers]

 

理由

カレー屋に行ったときに、「スパイスって体にか聞くけど本当か?」ってなって巡り巡って漢方のデータ解析をやりたかったのを思い出したので

 

概要

多くの証拠から、複合病の進行中に、悪化は必ずしもゆっくりスムーズにではなく急速に起こり、転換点である状態から別の状態へと臨界転移を起こしうる。ここでは、少量のサンプルだけを用いて、このような臨界転移の初期警告シグナルを検出するモデルフリー解析を行った。特に、臨界転移が起こる前に切迫した分岐や突然の悪化を示す一般的な警告シグナルとして与える動的ネットワークバイオマーカー(DNB)に基づく指標を理論的に得る。理論的解析に基づいて、少量のサンプルそれぞれを高処理データのように大量に測定するデータがあることで、突然の転移が予測できることを示す。この方法の効果を示すためにこれらの症状のマイクロアレイデータを用いる。この症状のDNBsの関連性も関連実験データと機能解析によって証明された。

 

雑記

あれ・・・?この論文漢方の話というか、未病の話だな・・・?