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残留分割法とその応用に基づく伝統的な中国医学と臨床の生化学的指標における症状の要素間の関係の再解析の数理モデル

Jin R;...;Zhao Q.Zhong(2011.8, Xi Yi Jie He Xue Bao.)[A mathematical model for re-analysis of the relationship between essence of syndromes in traditional Chinese medicine and clinical biochemical indicators based on the residual-split method and its application]

 

理由

中国医学3

 

概要

伝統的な中国医学(TCM)における症状の要素(Zheng)を研究することは、TCMの基盤となる理論的研究における基本的な問題である。特定の症状と生化学的指標との関係が、この建久の重要な側面の一つである。それぞれの研究において選択される指標は、ある特定の西洋の医学的病気診断に特異的であり、この症状因子は本研究に必ず導入されるので、指標変化における症状因子の効果は伝統的なデータ処理方法によって効果的に評価することはできない。これは”異なる原因をもつ同じ症状"として知られ、TCM研究における混乱を生む。この研究はこの問題を解決するための数学的道具を与えることである。指標変化を包括する情報理論と残留分割法に基づいて、この論文では、症状の情報は、症状の因子の独立した部分として定量的に計算される。症状因子の指標変化における効果を、客観的に評価でき、統計的に処理できる数理モデルを確立した。環状ヌクレオチドとyang欠損シンドローム間の関係に関する文献データにこのモデルを応用することで、次のような結果を得た。最初に、yang欠損シンドローム情報の値は、環状アデノシン1リン酸(cAMP)は負の相関があった一方で、すべての関連文献における環状グアノシン1リン酸(cGMP)とは正の相関があった。このことから、yang欠損シンドロームのグループはcAMPの減少とcGMPの増加の明確な傾向と相関があった。次に、yang欠損シンドロームを統計テストすると、これら2つの指標は含まれる文献で異なった。考えられる理由の一つとして元データの質である。最後に、いくつかの場合、特定の病気のyang欠損グループと通常のグループ間の有意な違いは、syndromeの因子よりもむしろdisease factorによって起こる。数理モデルにより、TCMの臨床研究におけるdisease factorとsyndrome factorを解析する数理的道具が得られた。このことから、数理モデルは症候群研究において概念と方法を与えるかもしれない。

 

雑記

disease factorとsyndrome factor、何が違うんや!!!