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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

複数のアクチンネットワークによって、免疫学的シナプスにおける機械刺激伝達が調節される。

Daniel Blumenthal; Janis K. Burkhardt(2020, Jornal of Cell Biology)[Multiple actin networks coordinate mechanotransduction at the immunological synapse]

 

理由

Facebookかなんかで流れてきた論文

 

概要

抗原提示細胞(APCs)によるナイーブT細胞の活性化は、獲得免疫の開始に重要な段階である。原認識とT細胞受容体(TCR)シグナリングは、T細胞アクチン細胞骨格によって適応される力に依存することが知られているが、最近まで、その根底にあるメカニズムはほとんど定義されていない。ここでは、この分野の最近の進歩をまとめ、特異的なアクチン依存的な構造が直接的にこの過程に影響することを示す。本質的に、T細胞プライミングがT細胞とAPC細胞骨格間の綱引きに関与し、アクチン細胞骨格は力依存的なシグナルを統合する機械的中間体として働く。関連するアクチン豊富なT細胞構造をそれぞれ個々に考え、位相的かつ時間的に複雑な細胞間相互作用においてそれらが共に作用するかを取り扱う。加えて、これらのモデルがT細胞と抗原特異性を説明する方法を促進するように従来の免疫モデルにこれらのメカノバイオロジーをどのように組み込むかを扱う。

 

印象的な図

Fig1. アクチンの構造

 

雑記

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