これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

炒飯の物理

Hungtang Ko and David L. Hu(2020.2, Journal of the royal society interface)[The physics of tossing fried rice]

 

理由

これもTwitterで見かけて面白かったやつ

 

概要

炒飯は1500年の歴史がある料理であり、中華鍋を用いて調理し、燃やすことなく1200℃で食品を加工することができる。高速で重い鍋を振ることで、調理者の肩に負荷がかかり、中華料理屋の料理人の64.5%がこの負荷を訴えている。実験的研究と理論研究を組み合わせることで、5人のプロの料理人の鍋振りの運動学を報告する。鍋振りは0.3sの周期を持ち、二方向への移動を含む。その二方向とは、鍋に沿って米が動く移動と、コメが空気中に投げられる回転である。ここでは、料理人の洗練された運動学を報告し、斜方投射に基づく米の軌道予測に理論モデルを用いる。このモデルを用いて、投げられる米の割合、その飛ぶ高さ、米の変異角度の3つのマトリックスの観点から全ての可能な運動学を評価する。炒飯を作るために最適な形態を決定し、鍋振りを改善するであろう方法を示唆する。この研究によって、プロの調理人が筋肉を傷めることなく炒める調理ロボや外骨格の設計が促進される可能性がある。

 

印象的な図

Fig1.  炒飯の運動学

 

雑記

おいしそう